Q.4歳と2歳の子どもがいます。戸建て住宅の購入を決め、いよいよ住宅口ーン選び に入りました。どのようなことに注意して口iンを組んだらいいでしょうか?

 

A.住宅口 ーンの総返済額を極力抑えるには、 3つの数字を小さくすることがポイン トです。「借入金額」「金利」「返済期間」です。 借入金額については、すでに物件が決定しているということなので、自己資金をいくら 出して、いくら借りるのかという問題になります。自己資金についてはあるだけ投入すれ ばいいというものではありません。 妻が長男の出産を機に仕事を辞めていることや、これから子どもの幼稚園の教育費がか かることを想定すると、貯蓄ペ ースが鈍っている今のタイミングで、あまり大きな金額を 投入するのは賢明ではありません。今後の資金繰りを老虐して手元に300万円ほど残す こととして、 400万円を充当する程度にしましょう。物件価格は2900万円ですから、 諸費用などを考えて2700万円を借り入れることになりました。 金利は、業者に勧められているローンだけではなく、幅広い金融機関から選びたいとこ ろです。吉田さんは、今後の金利変動によってローンの返済額が変わることを極力避けた い意向が強いので、今回はネット銀行の全期間固定金利型の住宅ローンを検討することと しました。全期間固定金利で2・5%のローンを選択しました。 最後に返済期間を決定しなくてはなりません。返済期聞は1年でも短くが基本です。夫は現在お歳なので、現在の会社の定年年齢であるω歳までに完済しようとすればお年以内 で組む必要があります。 ではここで、返済期間をお年で組んだ場合のキャッシュフロー表を見てみましょう。夫が訂歳、長男が高校入学の年から家計が赤字に転落。その後、じわりじわり貯 蓄額を取り崩し、夫日歳のときについに貯蓄が底を突いてしまいます。 借入期間を短くすることは、総返済額を落とす効果が期待できるものの、同時に毎回の 返済額がアップすることも意味します。無理して短くしすぎてしまうと、当面は順調に返 済できても、子どもの教育費がピークを迎えるころ、そのしわ寄せがやってきます。家計 が破綻してしまっては本末転倒です。住宅ローンを組むにはライフプランを長期的に見通 すことが欠かせません。特に、教育費のピークをいかに乗り切るかがとても重要です。 実はこのキャッシュフロー表は住宅ローンの借入期間をお年 から初年に延ばしただけで、後の収入や支出の条件は何も変えていません。これだけで破 綻は回避できました。総返済額は約207万円増えているのですが、より安定的に貯蓄が 推移しているのがよく分かります。返済期間お年の年間返済額は約145万円。年収との 比率で見ると約24%、妻のパート収入を見込んでも20%を下回りません。返済期間初年では年間返済額は約128万円で年収との比率は約担%。妻のパ lト収入を入れれば却%を 下回る水準であることにも注目です。 もう一つの方法として頭金を100万1200万円減らしてより多くの貯蓄を手元に残 し、返済期聞をお年にする手もありますが、これほどの余裕は出てきません。返請期間を 初年と長めに取って、繰り上げ返済は子どもが独立した後にしていきましょう。貯蓄の安 定感は、同時に気持ちの安定感にもつながります。ハラハラドキドキするようなロ 1ンを 組んではいけません。 このように、住宅ローンを組む際には、当面の収入と支出のバランスで考えるのではな く、長い人生の中で最も支出が膨らむ時期l!教育費のピiクを上手に乗り切れるかが非常に重要なのです。